5月9日(火)、「し尿処理中継所」(加茂6丁目)へ現地視察に行きました。
川西市内の令和3年度決算時における下水道処理人口普及率は99.8%で100%に近い状況ですが、現在もくみ取り式のトイレや簡易水洗式のトイレが存在し、工事現場等の仮設トイレがなくならない限り「し尿処理中継所」は、必要(無くせない)な施設です。
持ち込まれたし尿は貯蔵タンクに入れられ、し尿を破砕し、固形物と液体に分別されます。
固形ゴミは集積され、液体は1ℓを約20倍の水で希釈され公共下水道へ放流され、猪名川流域下水道原田処理場に行きます。
20倍で希釈する水は隣の加茂雨水ポンプ場で貯めた雨水を活用されて水道代を節約されている工夫がありました。
「し尿処理中継所」は1988(昭和63)年に建設され、開設35年が経過していて老朽化が進んでいます。
また年間収集量が減少傾向にありますが、人件費や燃料等の高騰で年間の維持管理費が増えています。
今後は、広域化に向けて進んでいくと答弁がありましたが、どのようなかたちで広域化にするのかを踏まえて今後の在り方を注視していきます。