令和5年度 総括質問

令和5年度 越田市長の施政方針に対する総括質問

1.中学生が少人数で授業を受けられる環境づくりについて

  1. 新年度における教職員の充足される見込みについて
  2. 2カ年とされる理由と英語・数学とされる理由について

越田市長就任以降、学校現場には地域の人を含めた学校関係者以外の人が多く配置されています。
令和5年度は更に教員の業務負担軽減に向けて、新たに8名(2,913万円)の教員を市独自の予算で配置されます。しかし教員の担い手不足が深刻なことに変わりはなく、教員の人材確保に注力してほしいと意見しました。また兵庫県における令和5年度採用試験の中学校教員の倍率は3.7倍と令和4年度の4.1倍と比較しても減少しています。そもそも兵庫県の教員採用試験が民間企業より遅いので、兵庫県に試験時期の前倒しを要望するよう提案しました。
教育委員会からは、文部科学省は教員採用試験の時期を問題視されていることの答弁がありました。

2.乳幼児等医療費及びこども医療費助成の拡充について

  1. 新規の助成額における高校生の年齢の入院費用と乳幼児等及びこどもの医療費額の内訳について
  2. 市内医療機関への影響について

子育て世代の財政的な支援として、令和5年7月~令和6年2月までの8か月間において高校生の年齢まで入院費用を無償にし、幼児等及び子どもの医療費助成の対象世帯を含め所得制限を行わないとされます。(7,880万円)1年間となると約1億円の費用となる観点から、今後は次年度以降の財源確保が課題となりますが、事業見直し等で財源の捻出を会派としても提案していきます。

3.教育大綱の策定について

  1. 具体的な策定に向けた取り組みについて
  2. 教育大綱の開始年度と期間について

以前に一般質問で取り上げたテーマでもあり、総合教育会議の開催を増やし、保護者や子どもからも意見を聞こうとする越田市長の取り組みに感銘を受けました。詳細については今の段階で未定なことはありますが、7中学校区で教育委員会や保護者や児童・生徒と意見交換をされるわけですが、子どもが話しやすい場所づくりと、子どもにわかりやすい教育大綱の策定を意見しました。

4.特色ある公園づくりについて

  1. 進捗状況について
  2. 今後の進め方について

令和4年度に引き続き、令和5年度においても大和団地の地域の皆さんと意見交換を予定されています。大規模団地を中心に、大半の公園に砂場やブランコ・滑り台等が設置されています。しかし、砂場は衛生面が問題で使用されていない公園や、遊具の老朽化で撤去されている公園が見受けられます。そして平成30年6月に起こった大阪府北部地震の影響で学校にあった壁が撤去されボール遊びのできる場所が減ったという声を頻繁に聞くようになりました。大和団地以外の地域へは、コミュニティ連合会の総会等でアナウンスされ、ボール遊びや楽器の演奏等が可能で、特色ある公園づくりを進めてほしいです。

5.公営住宅の跡地について

  1. 東谷団地跡地等を公園にする考えについて
  2. 絹延団地周辺と久代団地周辺のまちづくりについて
  • 令和5年度には、解体整備工事(4億6,862万円)が進もうとしています。しかし市営住宅は旧村地域に立地し、その地域には公園が少なく、住民からは公園や広場にしてほしいという声を頻繁に聞きます。
  • 公共施設等総合管理計画では、市営住宅跡地は売却すると記載してありますが、多田団地においては全部を売却するのではなく、一部は隣接する新田児童遊園地を拡充するよう提案しました。

6.旧川西高校跡地の活用について

  1. 隣接する加茂小学校第2運動場とのあり方について
  2. 人工芝グラウンド整備の考えについて
  • 加茂地域にあります旧川西高校の解体設計(830万円)が予定されています。
  • 解体後は、新たに新設のグラウンド等の整備を検討されます。
  • 隣接する加茂小学校第2運動場を拡充する形で、人工芝グラウンドをスポーツ振興くじtotoの助成金を活用して整備することを提案しました。

7.中央図書館の充実について

  1. 段階的に導入するICタグなどの内容について
  • 開設30年以上が経過している川西市立中央図書館の老朽化は進んでいます。時代の変化とともにシステムが変わっていく中で、窓口貸出の時間短縮に向けてICタグを活用し、自動貸出機等を段階的に導入されます。(5,029万円)「読みたい人」が当たり前に「借りやすい」時に使える図書館を目指していくべき観点からみると、大きく前進すると考えます。
  • 令和5年度は、川西市立中央図書館に蔵書されている約32万冊の本にICタグを貼る業務となり、その後、自動貸出機等の設置を予定しています。
  • 授乳室が川西市立中央図書館内に整備されます。

8.旧南部処理センター跡地活用について

  1. し尿中継場の今後について
  2. 跡地売却の可能性について
  3. スケートボードができる施設整備の考えについて
  • 平成21年4月から国崎クリーンセンターが稼働したことに伴い廃止した旧南部処理センターの解体設計(5,000万円)が行われます。
  • 公共施設等総合管理計画では売却すると掲載されていますが、令和5年度予算時に売却予定はなく跡地活用としては災害時の利用も想定した広場の整備と示されています。
  • 災害時以外には、スケートボードができる場所とするよう提案しました。
  • また隣接する「し尿中継所」は老朽化の影響もあり時期は未定ですが、広域化に向けて進むことの表明がありました。